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電車に揺られて、新潟を目指します。

日々を過ごす金沢の土地からどんどんと「離れていく」のに、実家に「帰る」という言葉を使うのにふと違和感を感じます。

僕は、昔から駅のホームが嫌いです。無機質なコンクリートが静かに刻む一本の線。一歩踏み出せば死んでしまうのに、そんな事を忘れさせるかのように生活に溶け込んでいます。

歩いている人がよろけて僕の背中を押したら?風が吹いてバランスを崩したら?急に目眩がして自ら線路に足を踏み込むこともあるかもしれない。

そんな死と生を綺麗な線で分断している駅のホームが、僕は嫌いです。

 

あと数時間したら新潟につきます。

途中、富山のスタバによる予定です。

スタバに行くためには電車を降りなくてはいけません。

僕はまた、生と死の線を超えます。

もし転んだら新潟には帰れなくなってしまうけど、転ばないことを盲目的に信じて。

僕は駅のホームが嫌いなのです。

投稿者プロフィール

吉川友洋
吉川友洋
「飛ばなきゃならないワケがある!」
空を飛ぶという人間の夢を実現させ、広く一般視聴者に縄跳びに対する関心の高揚を寄与したい。
【縄跳び部門】
・機体は自作によるピンクの縄跳びであること。
・プラットホームの高さは地上から10㎝以内、滑走路は2mで、傾斜角は1.0度の台形
・プラットホームの先端から着陸した機体の最後尾までの飛行距離を競う。

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